英会話 なぜ「何を言っているかわからない」?その1
何を言っているのかわからない理由は、2つある
英会話でぶち当たる難題が、「何を言っているかわからない」だと思います。でもこれってよくよく考えると、実は、以下の2つです。
①どんな単語を言っているのかがわからない(聞いたことがない音)
②単語は聞き取れたが、その意味が分からない(一つ一つの単語はわかるが、フレーズになると意味が分からない)
の2つです。2つあることをよく理解する必要があります。
僕もそうでしたが、ヒアリングの練習をしているうちに、この2点ある事実を忘れていくんです。なぜ忘れてはいけないかというと、もうお分かりの通り、①と②では練習法が違うからです。
我々がまず理解しないといけないのは、①です。
①の聞いたことがない音、というのはみなさんもう実感していると思います。とにかく英語なのかどうかもわからない、というレベルから、英語なんだろうけど聞いたことがない音を発している、ということまで。
例えばこれ。ザッツワライトージュー。
まさにそういうことなんだよ、まさに言いたかったことだよ、みたいなフレーズです。英単語に起こせば簡単です。That's what I told you. このフレーズを学校で教わる、あるいは自分で音読していると、ザッツ ワットゥ アイ トールド ユーです。
でも、英語圏どこに行っても、ザッツ ワットゥ アイ トールド ユーと発音する人には会えません。だから、ネイティブに我々がそう発音したら、最初は怪訝そうな顔をして、3秒ぐらいしてから、ザッツワライトージューのことだろうとわかり、Really?とか返してくるでしょう。怪訝そうな顔をされた日本人は、その後の3秒のうちに、「通じてないかも」「間違ってるかも」「適切な言葉じゃなかったかも」とビビッてしまうのです。(この点についてはまた後日)
アメリカ人のように発音するのって、なんかカッコつけてるようで恥ずかしい、言いづらい、という気持ちがありますよね。英語しゃべっている自己満アリアリ、みたいに思われるのも嫌ですし。
でも結局それが、英語が上達できない理由です。アメリカ人みたいなしゃべり方をする、すっかり真似してしゃべらないとだめです。なぜならそれが正しい発音の仕方だからです。ザッツワライトージュー、で覚えてください。whatとIが続くとワライになるとか、分解して解説している本もありますが、そんなパターンを覚える前に、どんどんフレーズで発音練習すればわかってきます。